このブログは「小金井発!芸術文化を書くこと/伝えること講座」運営の一環として、東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室小金井プロジェクトチームによって運営されています。
ここではプロジェクトメンバーが見つけた「芸術文化を書くこと/伝えること」の情報を収集&発信していきます!
フリーペーパーやウェブサイト、文献の紹介。公募の執筆情報やレクチャーなど「書く場所」情報。もちろん講座の様子も…
プロジェクト内だけで留めておくにはもったいない!そんなもったいない精神に支えられ、ほぼ毎日更新中です!!
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作品公募「大野一雄 稽古の言葉」に触発されて

講座講師の津田広志さんからの情報です!
ご自身も審査員をなさっています。
詳しくは、以下をご覧ください。

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大野一雄フェスティバル2008
作品公募「大野一雄 稽古の言葉」に触発されて
ひとすじに 息切れるところまで踊れ


「大野一雄 稽古の言葉」は1997年にフィルムアート社から出版されました。
大野一雄が自らの稽古場で語った言葉を、原稿に起こし、アフォリズム形式でまとめたものです。
1970年代から発刊直前までの20数年に渡る録音素材からたぐり寄せられた言葉は、断片的でありながら、それ故になお大野一雄の本質を垣間見せています。発刊以来版を重ね、多くの読者を得ると共に、ウエイズリアン大学出版局から英訳も出版されました。
今回は、この1冊の本に込められた「大野一雄」を手かがりに、制作した作品を公募します。ダンス、
パフォーマンス、エッセイ、映像等表現ジャンルは問いません。どうぞ奮ってご参加下さい。 

募集概要
資格・ジャンル不問
大野一雄フェスティバルクロージングの10月25日、BankART Miniの空間で発表可能な作品に
限ります。時間芸術であれば、最大10分程度。
発表作品は6-7点を予定。下記応募資料をBankART1929と大野一雄舞踏研究所スタッフ及び
「稽古の言葉」企画編集者津田広志氏とで検討後、個別に連絡します。

応募要領  下記2点をメールまたは郵送でお送り下さい。 
・テキスト400字以内 
作品についての説明と、本書「稽古の言葉」とあなたの関わりを書いてください。 
・A4用紙1枚以内にまとめたプロフィール。
名前、住所、電話番号、メールアドレスは必ず記載して下さい。 
書類送り先 〒231-8315 横浜市中区本町6-50-1 
BankART 1929 大野一雄フェスティバル公募作品募集係宛

問合せ BankART1929  http://www.bankart1929.com/ 
提出期限 10月19日(日) 必着
結果発表 10月20日(月) 面接等により公開方法について打ち合わせます
作品発表 10月25日(土) 21:00頃より  BankART Mini
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劇評を書くセミナー

9月28日~10月5日まで、あうるすぽっとで行なわれる公演『瀕死の王』を観て、その劇評を書くセミナーが行なわれます。講師は、同作品の演出家、佐藤信氏と現役の劇評家。セミナーは10月10日、11日、20日、21日の4日間でいずれも午後7時~9時開催、定員20名、会費1万円。
詳細は、小劇場レビューマガジンのワンダーランドで。(IS)
http://www.wonderlands.jp/

今週末、Cコースがスタート!+受講生作品公開中!

ブログの更新がすっかり滞ってしまいました…。しばらくの間にネタはたまっているので、ぼちぼちと更新していくことします。いっぽう講座は着々と進行し、今週末から最後の3回シリーズ「『メディア』をつくる」が始まります。申請書チラシまちコミと具体的な書くメディアをテーマに展開していきます。

これまでの講座では「「『言葉』を意識する」「『芸術』を伝える」と展開してきました。その様子は講座レポート講座ノートで確認できます。講座の良いとこ取り。読めば講座に出ずとも、講座に出た気分に…をテーマ(?)に始まりましたが、どちらも受講生によって書かれた言葉で構成されています。

そして、受講生が書いたものとしては、もうひとつ、非常に大事なものがウェブでは公開されています。講座でたびたび出ていた課題を集めた受講生の作品です。

最初の3回(言葉を意識する)では8000字のルポルタージュ。これは提出課題に講師コメントをもらった上で、公開用に書き直されたバージョンがウェブには公開されています。テーマも書き方も自由なルポルタージュ。それだけに受講生それぞれの書き方の違いが表れてきています。詳しくは受講生作品(A)を。

次の3回(「芸術を伝える」)では毎回800字の文章を書く課題が出されていました。テーマは「モナリザ」「自由課題」「言葉にできない感動の経験」の3つ。現在ウェブには最初の2テーマについて、講師がピックアップした4本の作品がアップされています。課題は講師コメントがついて受講生へ返却されたのですが、ウェブには提出課題に講師コメントがついたまま掲載されています。手前味噌ですが、受講生の文章だけでなく、それについた講師コメントも一緒に読めるのは、なかなか面白いです(隣の席の友達の通信簿を覗き見する心境?)。こちらは、受講生作品(B)をご覧ください。

講座で書かれたものを公開することは、講座もうひとつのテーマ、伝えることの大事な作業です。これからも更新していきますので、どうぞお見逃しなく。
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ハンマースホイ展|絵の中のストーリー募集!

作品を見て800字でストーリーを書く。9月30日から国立西洋美術館で始まる「ヴィルヘルム・ハンマースホイ展ー静かなる詩情ー」の関連企画です。応募締切は11月7日。優秀作品には賞品もあるようです。

先日、講座は講師:津田広志さんによる3回シリーズ「<言葉にできない感動>って何?」」を終了しました。毎回の宿題は作品や経験について800字で書く、というものでしたが、今回ご紹介した募集情報とぴったり同じ。書くことを意識しつつ、作品を眺める。普段より作品から気がつくことが増えます。ぜひ、お試しください。(SR)

詳しくは↓のリンクを。
ハンマースホイの鍵穴
「絵の中のストーリー あなたの感じた物語」

http://www.shizukanaheya.com/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=story

『百歳回想法』 文・黒川由紀子 写真・小野庄一

ご存知の様に、回想法は1960年代にアメリカの老年精神化医バトラーが創始した、高齢者に対する心理療法だ。「高齢者の回想に、良き聴き手が共感的な姿勢で、心をこめて聴きいること」で高齢者が「生きてきた意味を再考し、自尊心を高める」という心理学的な意味がある。自身の人生を振り返るという点では自分史と同じだが、自分史が一人静かに書くのとは対照的に、回想法では挫折や悲しい出来事の語りでさえ、聴き手がいることで、孤独にならない。

そんな回想法の本の中でも、本書はとても読みやすい。何しろ98歳から104歳までの5人のお年寄りが一同に会して回想した記録であり、高齢者のポートレイトを撮り続けてきたプロの写真家が撮った5人の方々の写真がたくさん入っているのである。その皆さんのお顔の素晴らしいこと!100歳という年輪を重ねてきた、穏やかさと秘められた悲しみと、慈愛にあふれた、澄んだ瞳。今なお、好奇心と無邪気さを兼ね備えたようなその表情。ずっと眺めていても飽きない。そして語る言葉も、それぞれに含蓄があり、深い。


本書の中で繰り返し指摘されているのだが、回想法では「他人の過去に土足で踏み込まない」ことを大切にし、回想されない選択肢を常に準備している。自ずと語られることは大事に受け取っても、語られないことを無理に聞き出すことは行なわない。時が熟すプロセスを静かにゆっくりと味わう。そんな時、たった一語の言葉が、物語以上の重みを持つという。


また、多くの人が自分の体験を伝えたい、語りたいと思っているのは事実である。それなのに、聴いてもらえない、軽視または無視され続けると、人はあきらめ、やがて沈黙する。その時の沈黙とは上の沈黙とは別のもので、両者は入念に区別され、語りたくなったらいつでも聴ける体制を作っておく。やがて堰を切った様に語り始める高齢者もいるという。


日本での回想法の第一人者でもある著者は、回想法はまた、私たち後輩にも、実り多いひと時を与えてくれると言う。だから、「私たちのまわりの年長者がふと口にする言葉を、ふと語る物語を、もっと大切に、もっとわくわくしながら、耳を済ませて」聴けば、「私たちが未来に夢と希望と発見と遊び心をもって、たった1回限りのワンダーランドを生きる可能性が広がる」と説く。


本書には、5人の回想の記録、解説の他に、家庭で簡単にできる回想法のやり方も載っている。折りしも、もうすぐ「敬老の日」。5人の素敵な笑顔の写真を見ていると、私もどなたか、年輪を重ねてきた年長者の語りを、じっくりと聴きたくなってくる。緊張やあきらめという魔法が解けたら、きっと人生の機微や叡智が煙の様に立ち昇ってくるのだろう。


少し大きな本で、小金井市の図書館には置いていないようですが、ぜひ手にとり、ページを開いてみてください。500年分の年輪を讃えた笑顔に、あなたも絶対やられます!(IS)


『百歳回想法』 文・黒川由紀子 写真・小野庄一 ソトコトClassics 2003年9月 木楽舎

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