このブログは「小金井発!芸術文化を書くこと/伝えること講座」運営の一環として、東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室小金井プロジェクトチームによって運営されています。
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地域雑誌を考える ~「谷根千」の場合~

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(写真1)朝倉彫塑館      (写真2)「谷根千」最新号とマップ

新学期の開始を控えた今年の春先、谷中散策をしました。朝倉彫塑館(写真1)や、銭湯を改装したギャラリー(SCAI THE BATH HOUSE)、スペース小倉屋など、古いまちなみとともに、あちこちにアートがギュッと凝縮されたステキなまちです。

以前からずっと気になっていながら、かの地に足を運ぶのは実は初めて。迷子にならないように・・・と日暮里駅で購入した地域雑誌『谷中・根津・千駄木(通称:谷根千)』(写真2)(※1)も、前々から知ってはいたものの、ちゃんと手にとったのは初めてでした。色紙の表紙がどことなく優しくて、A5判64ページには、版面いっぱいに盛り沢山の地域情報が掲載されています。

今回紹介する図書、『「谷根千」の冒険』(※2)は、地域雑誌「谷根千」の1984年創刊以降、7年間の記録をまとめた一冊で、創刊にまつわるエピソード、雑誌への思い、地域での活動の様子などが語られています。地域で雑誌をつくるということ、まちの魅力を引き出し伝えていくこと、そして続けること・・・など、読み手のアプローチによって、これから始まる小金井の講座のヒントになりそうなことがいくつも含まれているように思います。
中でも、「(近代の巨大化したメディア、画一的な週刊誌などを例に挙げて)私たちは情報の洪水の中でアップアップしながら・・・」、「本当に必要な情報とは何か」、「いま世になくて求められている本は何か」を考えたとき、「その一つが案外、地域の情報かもしれない」というくだり(54ページ)が印象的でした。そこに暮らす住民ならではの視点で、地域をあまねく取材し、自らの目で耳で得た情報を大事にしてきた、この雑誌の原点が見えてきます。(※3)(YA)

(※1)やねせんネットHP

(※2)アマゾン紹介ページ 

(※3)本誌は、残念ながら2009年春での廃刊が発表されています(2007年)。残りは5号。ぜひ本屋さんなどでチェックを!

「谷根千」の冒険 (ちくま文庫)「谷根千」の冒険 (ちくま文庫)
(2002/05)
森 まゆみ

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この記事へのコメント
谷根千のはなしをしてから、
うちにあるはずのバックナンバーを探したんだけどありませんでした。笑

廃刊になるのかー…
さみしいですね。
Posted by ☆ at 2008.06.02 13:41 | 編集
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