このブログは「小金井発!芸術文化を書くこと/伝えること講座」運営の一環として、東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究室小金井プロジェクトチームによって運営されています。
ここではプロジェクトメンバーが見つけた「芸術文化を書くこと/伝えること」の情報を収集&発信していきます!
フリーペーパーやウェブサイト、文献の紹介。公募の執筆情報やレクチャーなど「書く場所」情報。もちろん講座の様子も…
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artscape

 美術館の展覧会情報はartscapeでチェックという方も多いのではないでしょうか?artscapeは2005年に開設10周年をむかえた月間100万アクセスを記録する大御所アート情報サイト。ネット元年と言われる1995年に開設された「Museum Information Japan (MIJ)」と、インターネット'96ワールドエキスポへの出展サイト「network museum & magazine project(nmp)」を統合して1998年にスタートしたのが現在のatscapeです。「読む」ための情報としての質はもとより、アートについて「書く」際にも大いに参考になるサイトですね。

 今では展覧会情報や用語集などを備えた「便利なサイト」、artscapeですが、2005年に刊行された『アートスケープ・クロニクル』によるとnmp時代には新しいメディアアート作品の発表の場としても機能していたようです(p.44)。当時生み出されたのはイギリスのグループ、e-2Container shipや日本の若手作家によるメイド・イン・トーキョーといった実験的なプロジェクト。artscape誕生秘話を詳しくご覧になりたい方はweb版『アートスケープ・クロニクル』をご参照ください。書籍としても販売していますが、webでもすべての内容を読むことができます。

 artscapeはアーカイブも充実しているので、11年前の6月はどんなことが話題になっていたのかもすぐに見ることができます。1997年6月の話題はインターコミュニケーション・センターのオープニング展について村田真氏が辛口批評を書いています。インタラクティヴ・アートの比較にたまごっちが登場するのが懐かしいですね。

 現在では取り上げられるテーマの幅も広がり、著作権から地域づくりまで旬の話題が満載です。2003年からはじまった1年の総まとめ的な記事は2008年には各ジャンルの批評家、ライター、作家など総勢25人によるアート・ヴュー2008へと進化。書き手のテンションの差はあれど、様々なアートシーンを一気に振り返ることのできる面白い企画だったので、今後も継続されることを期待してます。全国各地の学芸員の声が聞ける学芸員レポートも貴重な情報源。これらの情報が積もりにつもって、20年後30年後も過去の熱気を伝えるものになると思うと、なかなか壮大なプロジェクトです。

 ちなみに英語版もあり、日本語版とは違ったライターが違った切り口でアートシーンを紹介しています。以前このブログでとりあげた『METROPOLIS』と一緒に、外国のお友達に紹介してみては?(TR)

→ リンクに追加してあります。


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